電通 成田豊社長
「人は年を重ねただけで老いるのではない。理想を失ったときに初めて老いがくる」。これはアメリカの詩人、サミュエル・ウルマンが残した『青春』の一節だ。「経営の神様」といわれた故・松下幸之助氏はこの詩をこよなく愛した。そしてもう一人、今年70歳を迎えた電通の成田豊社長も、またこの言葉を好んで引用する。
東芝 西室泰三社長
東芝が急速に変わってきた。それは事業構造にも現れている。かつて同社の部門別売上構成は、通信・電子機器、重電、家電の3本柱がほぼ拮抗していた。
東北新社 植村伴次郎社長
東京にもこんなに素晴らしい景色があったのだろうか。目の前には赤坂離宮の緑豊かな森が広がり、その奥には迎賓館の豪奢な建物が臨まれ、さらに背景として林立する新宿周辺の高層ビルが、この景観に一層の彩りを添えている。
東横イン 西田憲正社長
徹底したローコスト経営とユニークなサービスで快進撃を続けているビジネスホテルチェーンがある。北は札幌から南は九州・沖縄までの国内60店舗のほか、中国にも進出し、総客室数は1万室を超える(2002年12月末現在)。
トヨタ自動車 奥田硯社長
トヨタ自動車と言えば、まぎれもなく日本最大のメーカーである。97年度の売上は、会計処理方法の変更により前年より下がるが、それでも8兆円近くを見込んでいる。経常利益は6500億円で、日本企業の中で最高の収益を誇る。
TOTO 重渕雅敏社長
ガリバーである。トイレや洗面化粧台などの衛生陶器で6割以上のシェアを占め、ユニットバス、温水洗浄便座、システムキッチンなどをいち早く開発。その販売力と技術力は住宅設備機器メーカーの中で圧倒的な強さを誇っている。
ニッカウヰスキー 宇野正紘社長
札幌から西へ約50km。石狩湾に面した積丹半島の付け根にその町はある。変化に富んだ美しい海岸線と緩やかな丘陵地に囲まれ、河川の流域には北海道有数の果樹園が広がる。年間の平均気温はおよそ8℃。厳寒の地だが、冬の烈風はさほどでもない。
日産自動車 カルロス・ゴーン社長兼CEO
それは昨年12月、静岡・富士スピードウェイで開かれたフェスティバルでのことであった。100台近いスポーツカーを引き連れた先頭の車がメインスタンド前で静かに止まり、運転席から一人の男が降り立った。
NEC(日本電気) 西垣浩司社長
海洋科学技術センターの横浜研究所に、世界中から注目を集めているスーパーコンピュータがある。これは外部から完全に密封された蒲鉾形のシミュレータ棟の中に設置されたもので、最新鋭のCPU(中央演算処理装置)を5120個も連結したコンピュータが、50×65メートルもの広いスペースにぎっしりと並んでいる。
日本IBM 北城恪太郎会長
世の中、猫も杓子もIT(情報技術)だらけでいささか食傷気味だが、この「IT」という言葉には、不可能なことでも可能にしてしまう超能力者のような響きがある。これと似た語感が、かつて「IBM」という社名にもあった。
(社名・肩書は取材当時/順不同)