ニュースレター
newsletter

優れた機能を持つ情報発信ツール

 ニュースレターは、企業・団体が株主、投資家、マスコミ、アナリスト、従業員などのステークホルダーに対して、良好・健全なコミュニケーションを図るために企業活動や経営方針などを定期的に紹介する新聞形式の情報発信ツールです。このため、広告臭を排除し、文章を平易・簡潔にするなど、ジャーナリストと同じ視点が求められます。このスキルこそ、長年にわたり各種ニュースレターを企画制作してきた当社の大きな武器であり、その仕様は1つのメソッドとなっています。

パブリシティ素材としても有効

 ニュースレターは、経営方針、業績、事業活動、新製品、技術開発、CSR活動、役員・社員の紹介など、ニュースリリースや広告などでは発信できない幅広い情報をカバーし、パブリシティ素材として利用されることも少なくありません。

リレーションズ機能を発揮

 ニュースレターは、企業情報を正確・公正・迅速に開示し、定期的に送り届けることから、ステークホルダーとの信頼関係を維持・向上する上で大きな役割を果たしており、各種調査でもその効果が立証されています。

優れた費用対効果

 ニュースレターは新聞と同様に企業情報を大量かつ低コストで発信することができ、費用対効果に優れています。



事例紹介 「BANDAI NOW」〜その10年の歩みと成果

 1995年の創刊以来、10年以上にわたり、延べ51号を発行してきたバンダイのニュースレター「BANDAI NOW」。その的確・公正な情報開示は、バンダイが直面した試練の中でも遺憾なく発揮され、信頼回復、企業価値の向上、そしてステークホルダーとの良好な関係作りに大きな役割を担ってきました。「BANDAI NOW」は、その後、2005年にバンダイとナムコの経営統合により、「BANDAI NAMCO NEWS」として継承され、現在に至っています。

企業価値の向上に大きな成果

 バンダイのニュースレターは、会社の今を知ってもらいたいということから、「BANDAI NOW」と名づけられました。ニュースレターは広告と違って、特殊なスキルが必要なことから、タカオ・アソシエイツが全面的に企画制作に協力しました。当時の仕様はA4判8ページ、2色印刷で、報道関係者を対象に隔月で発行。紙面は経営、営業、新製品、役員紹介、業界情報で構成され、ニュースリリースでは網羅できない情報を発信していました。
 この間、バンダイは大きく躍進した一方で、セガとの合併解消やピピン事業の撤退といった試練にも直面しました。そんなときに「BANDAI NOW」が思わぬ力を発揮したのです。合併解消では、その経緯を説明し、紙面を借りて謝罪。また業績が低迷したときも、社長が自ら経営改革を説明し、株主・投資家の理解を求めました。以来、毎号、経営トップが巻頭ページで事業戦略やビジョンを語り、信頼の回復に努めました。こうした透明性の高い積極的な情報開示が認められ、バンダイは東京証券取引所からディスクロージャー表彰に選ばれています。

株主やマスコミから高い評価

 バンダイは、こうして株主・投資家の信頼を取り戻し、株価も右肩上がりで上昇。バンダイがナムコと経営統合する直前の2005年秋には、98年当時の株価の5倍以上という過去最高水準を記録したのです。
 ニュースレターの成果は、こうしたレピュテーション効果だけではありません。パブリシティの面でも、「BANDAI NOW」で紹介した情報がたびたび記事として扱われました。しかも、記者は定期的に送られてくるニュースレターを目にすることで、バンダイへの関心を高め、その動向に注目するようになります。こうして記事件数は年々増加し、主要新聞媒体だけでも10年前と比べると3倍以上に増えたのです。
 さらに各種調査でも、「BANDAI NOW」が大きな役割を果たしてきたことがわかります。たとえば株主・投資家に対する調査では、回答者の9割以上が「BANDAI NOW」が「役立っている」と回答。記者に対する調査でも、7割以上が「良い」と評価しています。また、企業情報の入手先として「BANDAI NOW」を挙げる人が最も多く、ホームページの2倍以上となっているのです。

「BANDAI NOW」は、その後、「BANDAI NAMCO NEWS」として受け継がれ、すでに20号以上を発行しています。 新シリーズはオールカラー12〜16ページで、株主・投資家、マスコミ、アナリスト、グループ従業員などを対象に5万部近くを発行。バンダイナムコグループの経営方針やグループ各社の動向などを紹介し、企業価値の向上とステークホルダーとのより良い関係づくりを担っています。

「BANDAI NAMCO NEWS」の紙面構成

「PRアワ-ドグランプリ 優秀賞」を受賞

 ニュースレター「BANDAI NOW」の10年の歩みは、2006年1月に公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会主催の第6回日本PR大賞「PRアワ-ドグランプリ」で優秀賞を受賞しました。審査委員を務めた一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授(当時)の阿久津聡氏は、「ニュースレター『BANDAI NOW』は決して派手ではないが、PRのルーティン活動としての質が高く、いぶし銀のような良さがありました」と評価。また、『宣伝会議』編集長(当時)の田中里沙氏は、「『BANDAI NOW』では、ニュースレターにしかできないコミュニケーションツールとしての位置づけがよく考えられていました。会社がどんな状況であれ、読者・顧客とコミュニケーションし続ける大変意義のある活動だと感じました」と評価しました。


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