このほど、弊社代表の髙雄宏政が、単行本『広報が会社を強くする 広報実務のA to Z』(世界文化社刊、1,600円/税別)を上梓しました。
本書は、髙雄代表が『広報の仕掛人たち』(宣伝会議)で執筆した稿や、自社で作成した「広報の手引き」シリーズなどをもとに加筆補正したもので、第1章では、帝人、アサヒビール、全日本空輸、伊藤園、バンダイが経験した苦境の時期に、広報が企業イメージ回復のために取り組んださまざまな活動を紹介。また、広報の経験が長く、経済広報センターの「企業広報経営者賞」などを受賞しているアサヒグループホールディングス㈱の泉谷直木社長兼CEOにインタビューし、広報の要諦をお聞きしています。この中で泉谷社長は、「広報に異動したらビッグチャンスだと思うべきだ」「広報は会社にとって極めて重要な役割を果たしている」「広報は経営に欠かせない重要な要素を全部担っている」「広報マインドがなかったら社長という仕事は勤まらない」などと語っています。
第2章以降は、実際に広報業務に従事している担当者のための実務編となっており、「広報の基礎知識」「広報ツールの役割」「広報効果の測定」「危機管理の手引き」を解説するとともに、事例、用語解説、ケーススタディ、チェックリストなども掲載。実践に役立つマニュアル本となっています。
広報に関する学術的または入門的な本は数多く出版されていますが、本書は、①わが国を代表する企業の広報活動を実例を挙げて紹介している、②経営トップへのインタビューなどを通して経営的な視点から広報を捉えている、③マニュアルとして使える広報や危機管理のノウハウが豊富に収録されている、④各種広報ツールについて最近の傾向や調査結果などを盛り込み紹介している、⑤広報担当者の最大の悩みである広報効果測定についてその方法を解説しているなど、広報活動に関する広範な情報を網羅し、新人からベテランまで広報担当者の実務をサポートする内容となっています。